
Seasalt Group
原子力とエネルギー貯蔵のイノベイティブなソリューションで、深刻な気候問題を解決し、エネルギー枯渇問題をなくす
- Cleantech, SDG&Impact
- Series A
Location
Copenhagen, Denmark
Revenue size
0 (pre-revenue)
Year founded
2015
Funding raised
EUR 41.5 million
Founders
Troels Schönfeldt, Eirik Petterson, Ask Løvschall-Jensen, Andreas Vigand Schofield, Esben Klinkby, and Navid Samandari
Most relevant investors
Heartland A/S, angels, private corporations (undisclosed)
Team size
+110
Problem
世界は、地球の気温上昇を抑制するという不測の難題に直面している。パリ協定で約束された目標を達成するためには、2050年までに大幅な排出削減が必須だ。それを実現させるには、大規模なエネルギーソリューションが必要である。
SOLUTION
Seasalt Groupは、「排水菅クリーナー」の名で知られる安価で豊富な化学物質、水酸化ナトリウムを使用した特許取得済みの研究に基づいて、企業2社によるデュアルソリューションを提供する。
1. Seaborg Technologies
Seaborg Technologies 社は、従来の原子炉に比べて小型で安価、かつ安全性の高い新しいタイプの原子炉、100 MWe 小型溶融塩原子炉(CMSR)を開発している。これは、原子炉がメルトダウンや爆発しないことを保証する特許取得済みの水酸化物研究に基づいて設計されている。原子炉は200-800MWeを供給できる浮体式パワーバージに2基1組で設置される。最初のCMSRパワーバージはサムスン重工業が建造する予定。
2. Hyme
Hymeは、溶融塩をベースとしたグリッド規模の熱エネルギー貯蔵ソリューションで、持続可能なエネルギーのエネルギーシステムへの統合を劇的に改善する。Hymeの貯蔵ソリューションは、熱電併給、電力のみの生産、地域暖房用貯蔵、高温産業用熱の組み合わせに使用することができる。
KEY CUSTOMERS AND INTERNATIONAL PRESENCE
まだ契約は結ばれていないものの、Seaborgは東南アジアの数カ国の企業と話が進んでいる。最初のプロジェクトは、2028年に納入される予定。
Hymeは、1MWhの最初の実証プロジェクトを2023年に納入することになっている。15〜25MWh規模による2番目の実証プロジェクトは2024年に、100MWh以上の最初の商業プロジェクトは2025年に予定されている。
Team
Seasalt Groupを支える6人の創設者のうち4人は、中性子工学と原子核物理学、実験高エネルギー物理学、理論高エネルギー物理学の分野の博士号取得者。その他の重要なポストにはMærsk、Ørsted、Airbusなどのトップ企業出身者らが名を連ねる。
Unique selling point
Seasalt Groupが提供する2つのソリューションは、いずれも安価で、モジュール式で拡張性に優れ、太陽光や風力を含む代替ソリューションと比較してもカーボンフットプリントが最も低い。
Asia Connection
Seasalt Groupは、Seaborg Technologiesの仕事を通じて、アジアでのプレゼンスは高い。サムスン重工業やBest Engineering in Energy Solutions(BEES)などSeaborg社の最も重要なパートナーの多くは韓国に拠点を置いており、当社も韓国に3名の従業員を擁する事務所を開設、今後大きな発展が期待されている。また、シンガポールにも拠点を置き、地方自治体やステークホルダーと協力してイノベティブなライセンスフレームワークを構築している。Seaborgの主な市場は東南アジアになると思われる。