
Leapcraft
都市やビル、交通システムでの空気の質、温熱快適性、騒音をモニタリングして最適化するIoTソリューション
- AI, Cleantech, IoT, Smart City
- Series A
所在地
Copenhagen, Denmark
収益
EUR 500,000+
設立年
2013
累計調達金額
EUR 2 Million
創業者
Vinay Venkatraman
主要投資家
Lindab Group
チームサイズ
1-9
課題
大気汚染や騒音問題は、多くの近代都市が抱える大きな課題。公害は生活の質を低下させ、発病や病状の悪化、生産性の低下を引き起こす。グリーンピースの推定では、東京だけで大気汚染が原因での早死は2020年に4万人、その経済的損失は400億ユーロだという。
ソリューション
Leapcraftが開発したは、都市、建物、交通システム向けの環境モニタリングとIoTソリューション。空気の質や温熱快適性、騒音の測定、モニタリング、ベンチマークを行う。センサーは15以上のパラメータからデータを取得し、リアルタイムの情報をAI搭載のソフトウェアシステムに転送し、関係当局や個人がデータに基づいて意思決定を行えるようにする。
当システムは、暖房・換気・空調(HVAC)システムへの統合により、空気の質と温熱快適性を最適化するのにも役立つ。職場での空気感染症、カビ、汚染物質の拡大リスクも予測する。さらには稼働率データを基に、使用率、容量、トレンド予測に関する分析を統合し、フロアスペース利用の最適化を図る。
主要取引先、海外展開
欧州諸国や米国、メキシコで事業を展開して、その国際的なプレゼンスを強化している。
また、CISCO、ABB、Velux Group、Lindab Groupなど、スマートシティやスマートビルディング分野の大手企業と販売・協力パートナーシップを締結している。
自社特有のセールスポイント
HVACの最適化により建物のエネルギー消費を30~40%削減し、室内環境のトラッキングとモニタリングにより居住者の生産性と健康状態を向上させる。
アジアとの接点
アジアの中でも特に日本は、健康やウェルビーング、そして高品質のビルディングストックにこだわるLeapcraftにとって重要な市場。現在、販売提携先、顧客、共同投資家を求めている。