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EpiEndo
慢性閉塞性肺疾患などの慢性気道疾患の上皮機能障害に特化した独自の薬剤ポートフォリオの開発
- Healthtech
- Series B
Location
Reykjavík, Iceland
Revenue size
0 (pre-revenue)
Year founded
2014
Funding raised
EUR 31.7 million
Founders
Friðrik Runar Garðarsson
Most relevant investors
ABC Venture ehf. (Iceland), The EIC Fund (EU), Flerie Invest AB (Sweden), Idunn fund slhf. (Iceland)
Team size
30
Problem
進行性の気道疾患であるCOPDは、世界的にも医療費が高額で負担の大きい疾患の一つ。患者数は2億5千万人以上、死亡者は毎年300万人を超える。未だに治療法がなく、現在使われているCOPD治療薬は吸入薬が主流で、病気の進行を止めるというよりは、症状を緩和することが主だ。そのため、COPDの効果的な治療法に対するアンメット・メディカル・ニーズ(いまだ有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズ)は非常に高い。
SOLUTION
EpiEndoは、世界的に大きな負担となっている慢性呼吸器疾患のための独自の治療薬ポートフォリオを開発している臨床段階の製薬会社。10年以上かけてCOPDを研究しているEpiEndoのチームは炎症プロセスに関する独自の知見に到達した。新薬候補化合物EP395は、COPDの市販治療薬として初となる、経口でバリア強化型の抗炎症性マクロライドを目指している。但しマクロライドと言っても、EP395は抗生物質効果が低減しており、AMR(薬剤耐性)は誘発しない。
KEY CUSTOMERS AND INTERNATIONAL PRESENCE
臨床段階の製薬会社であるEpiEndoの医薬品は、まだ市場には出回っていないものの、Clive Page、Dave Singh、Peter Barnesら教授陣を始めとする、欧米の著名な呼吸器内科の専門家などからなる高名な科学諮問委員会を有している。
Team
EpiEndoは、それぞれアイスランド、スウェーデン、デンマーク、英国にベースを置く経験豊富なコアチームからなる半仮想的と言える企業。現在正社員20名、パートタイム契約社員10名、そして様々な活動をサポートする多数のコンサルタント、CRO、サービスプロバイダーがいる。
Unique selling point
EpiEndoは、慢性炎症性疾患の薬剤開発において、上皮の完全性と再生を強化して憎悪の予防と炎症の軽減を図るという独自のアプローチを持つ。
EpiEndoのリード化合物であるEP395が、初のCOPD向け経口治療薬となることを目指している。
Asia Connection
COPDをはじめとする慢性気道疾患(CAD)は、アジアでの発症率が高い。特に日本では、マクロライドが最も効果的な治療薬として知られており、実際に使用され、研究結果もある。
EpiEndoは、シリーズBラウンドの投資家、そしてリード化合物の第2相臨床試験への移行を支援してくれる製薬業界のパートナーを求めている。さらには消化管や皮膚などの非呼吸器系疾患に対するその他の化合物の早期アウトライセンスにも前向きである。