Acorai

心内圧を非侵襲的にモニタリングして再入院を減らす携帯型医療機器

Location
Helsingborg, Sweden
Revenue size
0 (Pre-revenue)
Year founded
2019
Funding raised
EUR 1.6 million
Founders
Filip Peters, Jakob Gelberg, Kasper Bourdette
Most relevant investors
Bayer
Team size
10-19
Website

www.acorai.com

Problem

現在、心不全の初期兆候をモニターする最も正確な方法は、右心カテーテル検査を行うか、患者の肺の中に心内圧モニターを挿入するかである。右心カテーテル検査は一般的でリスクの低い処置だが、値段が高くてリソースを必要とし、すでに脆弱な心不全患者には非常に不快である。侵襲的な圧力モニターはかなり高額なため、適用が制限されている。

SOLUTION

Acoraiが開発したは、ケアの向上、心不全による入院や死亡率の減少に効果のある、心内圧を非侵襲的にモニタリングする携帯型医療機器。この心臓モニターの精度は、現在普及している侵襲的な基準と同等であることが臨床上証明されている。

測定に要する時間はほんの数分。専門家チームや専用ルーム、機器類は一切必要ない。患者の胸に装着するだけで、5つのセンサーがデータを収集し、機械学習が分析を行う。心内圧の数値はデバイスの画面を介して医療従事者に表示される。

KEY CUSTOMERS AND INTERNATIONAL PRESENCE

Acoraiは、循環器専門医、医療従事者、医療経済学者より高い評価を受け、市場導入に向けて、クリニック、病院、統合デリバリーネットワーク(IDN)、プロバイダーネットワーク(PN)、保険業者との話が進んでいる。また複数のコンペティションでのノミネートや、スウェーデン、欧州、米国の主要病院と長期のパートナーシップも結んでいる。

Team

チームは各分野のエキスパートが揃う。経営陣は、医療、知財、ハードウェア、機械学習、ソフトウェア、商業化、マーケティングなどの分野で長年携わった人材が集まる。また臨床業務、薬事戦略、製品開発、財務のプロも加わっている。

Unique selling point

Acoraiを使うことで、手術などの侵襲的な方法でしか測定できない心内圧が、非侵襲的に測定できるようになる。心不全患者の死亡率を低下させ、コストと再入院率を大幅に削減し、心不全患者への負担を和らげることができる。

Asia Connection

Acoraiは、日本、韓国、中国をはじめとするアジアをロードマップのターゲットに定め、これらの市場でのプレゼンスを確立するための活動を続けている。いずれの国でも高齢化が進み、ライフスタイルの欧米化によって心不全の有病率が上がっており、市場の規模も大きい。規制当局のロードマップから見て、日本(MDSAP会員)と韓国(MDSAPアフィリエイト会員)がアジアとのつながりをより強固にしていくと思われる。

Pitch

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