StepUp Horse
プロの調教師や騎手のためになる競技馬の福祉とパフォーマンスの改善
- IoT, Mobile Apps
- Pre-seed
Location
Copenhagen, Denmark
Revenue size
EUR 0 (pre-revenue)
Year founded
2021
Funding raised
EUR 170,000
Co-founders
Amit Moriani & Charles Gayot
Most relevant investors
Soft funding
Team size
1-10
Problem
今日、調教師や騎手はさまざまな問題に直面している。データの不足が原因で、競走馬が過剰な調教を受け、怪我や死亡に至るケースが多発している。さらに競走馬の65%が喘息や運動誘発性肺出血(EIPH)などの呼吸器系疾患を発症し、成績不振や早期引退に至っている。死亡が引き起こす非競走馬の調教師の直接的な経済的損失は20万〜50万ユーロと言われている。
SOLUTION
StepUp Horseが開発したは、馬の胸部に装着し、スマートウォッチやスマホアプリにリアルタイムでデータを提供するウェアラブル。調教師や騎手は、速度、歩幅および長さ、距離範囲、歩行分析、運動強度データ、運動中や運動後のバイタルサイン(呼吸、心拍数、回復パラメータなど)が確認できる。
これらの広範なデータセットは呼吸器系の異常の初期兆候を検出し、調教師や騎手が馬の福祉につながるような健康管理を行うのに役立つ。
KEY CUSTOMERS AND INTERNATIONAL PRESENCE
顧客の視点から、当社は60人超の調教師や騎手を対象に調査を実施。25人以上から意向書(LOI)を受け取り、そのうち20人の見込み顧客がパイロットテスト待ちで製品を購入する用意がある。また、LOIに署名する前にパイロットテストを待っている顧客も15人いる。ターゲットとするのは、まずは競馬業界で競争しているプロの調教師や騎手。つまり最初の顧客を獲得するために、最も痛みを抱えているフラットレースとトロットレースに絞っている。
Team
StepUp Horseを牽引するのは、目標やミッションの達成に役立つコアコンピテンシーを備えた、グローバル志向のチーム。CEOのAmitは、事業開発と販売に14年の経験あり。CTOのCharlesは、スタートアップ界で6年間ウェアラブルに携わっている。Sandiesは、競馬の調教師として20年以上のキャリアのある馬の専門家。
Unique selling point
StepUp Horseは、調教中の呼吸を追跡できる初のパフォーマンス・ホース・ウェアラブル。調教師は、現在手動で測定しているパラメーターの客観的データに加え、各運動が馬にとってどれだけハードなものであるかという貴重な情報が得られる。
Asia Connection
アジアでは競馬が盛んで業界にとっては良い兆候ではあるが、これは同時に、怪我や死亡の危険にさらされている馬が増えていることを意味する。 StepUp Horseは、このような市場に参入し、すべての調教師や騎手が調教をデジタル化できるようにして、馬の福祉の向上につなげたいと考えている。