Spermosens

男性因子の不妊症を診断し、最適な不妊治療への道を開く。

所在地
Lund, Sweden
収益
0 (pre-revenue)
設立年
2018年
累計調達金額
EUR 7 million
創業者
Kush Punyani
主要投資家
Avanza Pension, Magnus Brandt, Kushagr Punyani, Nordnet Pensionsförsäkring, Andreas Ward, Sven Rasmusson
チームサイズ
1-9名
ウェブサイト

課題

WHOの報告によると、世界的に見て不妊症の原因の50%は男性因子が関わっているという。また、日本は体外受精(IVF)の実施件数が最も多い国だが、成功率は最も低い。

現在の技術では、精子細胞が実際に卵細胞と受精できるかどうかを予測することは不可能だった。そのため、体外受精の診断は精子の物理的特性と運動性に依存することになり、治療の大半が安全性を重視した自然な標準体外受精というよりは、侵襲性の高い不必要なものとなっている。

ソリューション

Spermosensは、精子細胞の融合能力を正確に予測する初の男性不妊症診断装置を商品化し、IVF治療に革命を起こしている。精子細胞が卵細胞タンパク質と結合する能力を利用した、世界初の自動精子診断装置「JUNO-Checked」がその開発品だ。

Spermosensの画期的な診断装置は、組換えタンパク質、ナノテクノロジー、電気化学を駆使して、患者や医療従事者が原因不明の男性不妊症の原因を探り、最適なIVF治療を見極めるのに大いに役立つ。

主要取引先、海外展開

Spermosensの主要顧客は、この技術に高い関心を示している公的及び民間の体外受精クリニックと精子バンク。Spermosens の製品は、IVF クリニックのワークフローを改善し、個々のケースに適した IVF 治療の選択に役立つ。IVF治療は年間300万から400万件ほど行われていおり、対象となる顧客は世界にある5,000の体外受精クリニックである。

チーム

CSO兼共同創設者のKush Punyaniは、問題のソリューションの追求に情熱と能力を注ぐ発明家であり、シリアルアントレプレナー。 CEOのJohn Lempertは、中小規模のMedtech企業のマネージメントに35年以上のグローバル経験があり、世界銀行の顧問を務めた経歴を持つ。 CFOのUlrik Nilssonは、Gambro Asian Sales Operationsを含め、GambroやBaxterなどの企業の財務統括者の経験が長い。

自社特有のセールスポイント

現在の体外受精の方法では、精子細胞を運動性や形態などの物理的特性で評価するだけなので、これだけでは男性不妊の全ての原因を解明することはできない。

アジアとの接点

Spermosensは、不妊に悩む人々のQOL向上に貢献できる機会を最大限に活用するべく、東アジアの戦略的パートナーを求めている。東アジアのIVF治療に携わる全てのステークホルダーに大きな価値を創造するために努力を重ねている。

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