Solarstone
伝統的な屋根構造に取って代わる革新的な一体型ソーラーモジュール
- Smart City
- Series A
所在地
Viljandi, Estonia
収益
EUR 500,000 +
設立年
2015
累計調達金額
EUR 500,000
創業者
Silver Aednik, Mattis Jürimäe, Mait Kukk
主要投資家
Sunly
チームサイズ
20-49
課題
屋根瓦の上に設置される従来型のソーラーパネルは、クリーンエネルギーの供給源としては優れているものの、見栄えが悪く、設置費用も割高だ。
ソリューション
Solarstoneが開発したのは、屋根材に適合する建築物一体型ソーラーパネル(BIPV)。ソーラー屋根の設置に必要な建築資材を50%削減できる素材だ。BIPV技術は、太陽エネルギーを利用しながら、通常の屋根材としての機能も備える。つまり、Solarstoneの革新的なソーラーモジュールは従来の瓦屋根や板葺き屋根に取って代われるのである。
パネルは高価な架台などは一切不要で、木製のバテンに直接設置し、PVケーブルはインバーターに接続する。SolarstoneのBIPVソリューションは、まさにその場所で生産されるエネルギーであり、気候・エネルギー問題に対処するための最も持続可能な方法と言える。
主要取引先、海外展開
北欧ですでに550以上の建物にソーラーパネルを供給してきたSolarstoneには、世界中から関心が集まっている。デザインに敏感な消費者へのアピール度も強く、東アジアの住宅やコミュニティでのソーラーパネルの導入に拍車がかかるかもしれない。
チーム
屋根の専門家と電気技術者からなるコアチームは、シンプルで効率性の高い太陽光発電ソリューションの開発に長年携わって来たトップクラスの人材が結集している。
自社特有のセールスポイント
Solarstoneが開発したブラケット・ソリューションは、いかなる既存の太陽電池モジュールでもBIPVに変換が可能。BIPVは一般的に高価とされているが、SolarstoneのIP保護のソリューションは、手頃な価格で設置できる。
アジアとの接点
東アジアのソーラールーフ市場はどんどん成長しており、Solarstoneにとって絶好の機会と言える。今後、販売提携先、顧客、資金調達、買収、新規アイディアの確保を目指す。