Matter
投資家にとって投資の持続可能性の把握や報告書作成が楽になる直感的なソフトウェアとデータソリューション
- Fintech, SaaS, SDG&Impact
Location
Copenhagen, Denmark
Revenue size
EUR + 1,000,000
Year founded
2017
Funding raised
Pending
Founders
Niels Fibæk-Jensen, Emil Stigsgaard Fuglsang
Most relevant investors
Nasdaq Ventures, Nordic Fintech Angels, TBL-Holding (Founders of Nordic Real Estate Partners), a number of business angels.
Team size
No. of employees: 30
課題
持続可能なソリューションへの投資は、気候変動や社会の目標達成のために貢献できることが一層期待されている。けれども投資家にとっては、環境、社会、政府(ESG)格付けだけでは自らの投資がもたらす実際の影響と持続可能性を把握するのは容易ではない。
ソリューション
Matterが開発したのは、投資に関する重要情報を公開するSaaSベースのスクリーニング。個人投資家や機関投資家が企業の持続可能性プロフィールを理解するのに役立つソリューションだ。
世界の約50の持続可能性専門情報源のデータを基に、数秒で数百のサステナビリティ指標に照らして投資ポートフォリオを自動的にスクリーニングし、投資家にもエンドユーザーにも分かりやすい概要を作成する。
主要取引先、海外展開
Matterは、アジア、欧州、北米で事業を展開しており、専門的な資産運用会社から大規模なグローバル金融機関まで、あらゆる規模の顧客に対応している。
チーム
エンジニアリング、AI、サステナビリティ、プロダクトデザイナーなどの経験を持つ、10カ国30名の多様性に富んだチーム。
自社特有のセールスポイント
Matterのソフトウェアは、従来のESGリスクに加え、企業の行動や製品が実際に与える影響の両方を分析し、その結果を細かく可視化して提示する。
アジアとの接点
日本銀行は2020年の報告書で日本におけるESG投資の主な課題の1つにスクリーニング情報の不足を挙げている。Matterのソリューションは、東アジアの持続可能投資市場を加速させる道筋を示すことができる。同社は既にシンガポールの顧客にポートフォリオ分析と報告書作成のソリューションを提供しており、アジア地域での事業拡大を予定している。
現地の市場状況の把握や、ESG投資に注目している東アジアの顧客が何に価値を見出しているのかを理解するべく、販売提携先や顧客を探している。