Kvasir Technologies
非食用バイオマスからバイオ燃料を生産する
- Cleantech, SDG&Impact
- Seed
所在地
Søborg, Denmark
収益
EUR 100,000 - 499,999
設立年
2018
累計調達金額
EUR 1 million
創業者
Joachim B. Nielsen, Anders Kristoffersen
主要投資家
N/A
チームサイズ
1-9
課題
世界の海運業界は毎年10億トンものCO2を排出しているが、現状では液体燃料に代わる有効な手段がない。多国籍大企業や顧客はよりクリーンな貨物輸送を求めており、法律も厳格化するばかりだ。
ソリューション
Kvasirのバイオ燃料は、従来の化石燃料を1:1で代替できる。船上での転換は必要なく、同じ供給インフラを使用することもできる。バイオ燃料を使用することで、船主は即座にCO2削減が実現できる。
Kvasirは現在、実証規模での生産施設を建設中で、デンマークの海運会社Nordenが技術開発を支援している。Kvasirの収益は、バイオ燃料を生産する石油会社への技術供与から得られるため、Kvasirの資産を軽量に保ちながら、迅速な展開を可能にする
主要取引先、海外展開
主な提携先は、製油所、エンジニアリング・特殊機器サプライヤー、大手海運会社など。カリフォルニアに子会社があり、Iowa State Universityと技術提携をしている。
チーム
Kvasir Technologiesの創業者の一人はこのコアテクノロジーの発明者で、もう一人は海運会社や石油商社で15年以上の経験を持つ。取締役には、デンマークのShell社の元CEOや、石油・ガス技術大手のTopsoe社のクリーン燃料担当ディレクターが就任している。
自社特有のセールスポイント
Kvasirが提供するのは、船上での技術的な変更は一切不要なバイオ燃料のソリューション。港の状況に合わせて、バイオ燃料と通常の燃料をシームレスに切り替えられる。また、エンドユーザーからの先行投資も必要ないため、極めて導入しやすい。
製油所にとっても、製造工程がシンプルで、高価な触媒や新奇な化学物質は不要である。
アジアとの接点
創業者の一人は、東南アジアで国際的なビジネス経験がある。また、米国子会社のCEOは、以前、他のバイオ燃料企業でアジア市場のオペレーションを担当していた。現在、東アジア地域での販売提携先、資金調達、新しいアイディアを求めている。