Inbalance

企業やグリッドオペレーター向けインテリジェント電気自動車充電ソリューション

Location
Vilnius, Lithuania
Revenue size
EUR 10,000 - 99,999
Year founded
2019
Funding raised
EUR 2.5 million
Founders
Simonas Stankus, Nerijus Šiaulys, Aurimas Pauga.
Most relevant investors
Contrarian Ventures, CoInvest Capital
Team size
20-49

Problem

EV車の普及に伴い、電力需要が増加すると供給網が混雑し、最終的にはグリッドの拡張が必要となる。グリッドの拡張はコストのかかるプロセスであるため、グリッドの制限や地域によっては不可能になる場合もある。コスト高による不十分な充電ネットワークが、持続可能なモビリティへの移行の足かせとなっている。

SOLUTION

グリッドの制限が充電インフラ整備の主なボトルネックであることを特定し、EVの大量導入を可能にする革新的なソリューションを開発したInbalance。このソリューションはクラウドベースのAIを活用した動的負荷管理テクノロジーで構成され、少ない専用電力でより多くの充電ポイントを構築できるため、持続不可能で高価なグリッドのアップグレードを回避できる。

クラウドとソフトウェアベースのソリューションであることは、配線や物理的な設備に制限されないことを意味する。実際にはInbalanceのクラウド制御充電器ネットワークは、建物やグリッド自体から使用されていない電力を取り出し、各車両が最適な速度で充電されるように利用可能な電力を複数の充電ポイントに分配して、EV車をフルに充電する。

KEY CUSTOMERS AND INTERNATIONAL PRESENCE

複数のロケーションでの契約を確保するべく、顧客のターゲットは小売店やその他チェーン店。現在、リトアニア、ラトビア、エストニアで充電ポイント200カ所を運営中。SaaS型充電製品の顧客は、効率性向上と運用コストの削減を必要としている他の充電ポイント運営会社である。

Team

設立メンバーは3人。コンサルティング、製薬、テクノロジーの分野で10年以上のB2Bセールスおよびマネジメントの経験を持つSimonas Stankus(CEO)。Nerijus Šiaulys (CTO)は、ハードウェア及びソフトウェアエンジニアとして、ハイテク・グリーンフィールド・プロジェクトに10年以上の関連経験を持ち、以前は、自作の石油先物取引アルゴリズムを使った事業の経営者であった。Aurimas Pauga (CIO)は、ソフトウェア開発に8年以上携わり、大手MRO企業で製品管理の実績を持つ。

Unique selling point

当ソリューションを使えば、グリッドの制限が不十分で電力やスケーリング機能が制限されている場所でも、充電ステーションの設置が可能となる。つまり、コスト削減と収益性の向上が実現できるだけでなく、このようなソリューションを持たない競合他社には到底手が届かないような場所にも進出できることを意味する。

Asia Connection

ソリューションに使われている部品の一部はアジアから調達している。現在、東アジア地域全域での資金調達を求めている。

Pitch

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